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プーチン氏4選、最後の任期へ 得票率76%

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【モスクワ杉尾直哉】 18日投開票の ロシア大統領選は開票が進み、 露中央選挙管理委員会によると、 19日午前の 段階(開票率99.84%)で、 プーチン大統領(65)の 得票率は76.66%となり、 再選(通算で4選)が決まった。 これに先立ち、 プーチン氏はクレムリン(露大統領府)近くで開かれた「クリミア編入4周
【モスクワ杉尾直哉】18日投開票のロシア大統領選は開票が進み、露中央選挙管理委員会によると、19日午前の段階(開票率99.84%)で、プーチン大統領(65)の得票率は76.66%となり、再選(通算で4選)が決まった。これに先立ち、プーチン氏はクレムリン(露大統領府)近くで開かれた「クリミア編入4周年記念」コンサートに参加し、勝利宣言した。憲法では連続3選を禁じており、規定に従えば5月から最後の任期に臨む。
プーチン氏は18日夜のコンサート会場で「(高い得票率の)結果をもらい、感謝している。この結果に、これまでの路線に対する国民の信任と希望を見て取ることができる」と述べた。
任期は6年。プーチン氏は71歳になる2024年まで大統領職を務める見通し。ロシア内務省や旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の選挙監視団は19日、重大な選挙違反が見当たらなかったと表明した。00年に初めて大統領に就いたプーチン氏は、国民の高い信任と選挙の正当性を内外に示し、首相に転じた期間(08~12年)も含めた長期統治を正当化する狙いとみられる。
注目されていた投票率について、中央選管はロシアメディアに対し、暫定の数値として67.98%と伝えた。ロシア大統領府はプーチン氏の得票率と共に「7割超え」を狙っていたが、投票率の目標に届かない公算が大きくなっている。
プーチン氏は5月の就任式後に内閣を改造する考えを表明。また次の任期中に連続3選を禁じる憲法条項を改正し、24年の次期大統領選にも出馬する可能性に関して、プーチン氏は「私は今のところ(憲法を)改正するいかなる考えもない」と述べた。
選挙には8人が立候補した。開票率99.84%の段階で、2位は露共産党公認候補のグルジーニン氏(57)で得票率は11.80%。極右政党の自由民主党のジリノフスキー党首(71)が5.66%と続き、反プーチン派の女性テレビ司会者、サプチャク氏は1.67%にとどまった。

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