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高校生平和大使:9日に会結成 活動20年目で経験者参加

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核兵器廃絶を訴える署名を毎年国連に届けてきた「高校生平和大使」 の 活動が今年で20年目を迎える。 これまでに166人が平和大使に選ばれ、 延べ約146万筆の 署名を届けた。 ノーベル平和賞に推薦しようという動きもあり、 平和大使経験者らが9日、 「高校生平和大使の 会」 を結成する。
核兵器廃絶を訴える署名を毎年国連に届けてきた「高校生平和大使」の活動が今年で20年目を迎える。これまでに166人が平和大使に選ばれ、延べ約146万筆の署名を届けた。ノーベル平和賞に推薦しようという動きもあり、平和大使経験者らが9日、「高校生平和大使の会」を結成する。
1998年、インドとパキスタンの核実験を機に長崎で活動が始まり、同年と99年は米ニューヨークの国連本部に、2000年以降は軍縮会議が開かれるスイス・ジュネーブの国連欧州本部に署名を届けている。当初は長崎と広島を中心に数人の高校生を選んで派遣していたが、次第に人数を増やし、被爆地以外でも募集するようになった。第20代となる今年は、全国15カ所で選考会を開き、5月までに計22人の平和大使が決まる。
9日は平和大使の経験者十数人が長崎市で結成集会を開く。今後、他の経験者や高校時代に署名集めに関わった約2000人、活動を支援してきた大人約300人にも参加を呼び掛ける。東京や大阪などで支部を設立して交流するとともに、全国を巡回して活動を紹介する写真展やシンポジウムの開催を計画している。
結成の背景には、平和大使をノーベル平和賞に推す動きもある。国会議員や過去の受賞者らに推薦資格があるが、平和大使派遣委員会の共同代表を務める平野伸人さん(70)によると、複数の国会議員が推薦の意向を示している。受賞の対象は個人か団体で、OB・OGらがメンバーとなる会が結成されれば、格好の受け皿になる。
平和大使経験者の中には主婦となっている人もいれば、外交官やお笑いタレントになった人もいる。平野さんは「今後も平和大使の活動を続けていくためには、支援組織が必要だ。OB、OGらの間で新たな動きが生まれることも期待している」と話す。【浅野翔太郎】

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