Домой Japan Japan — in Japanese 「加計ありき」再び認識 閣僚と目合わさず

「加計ありき」再び認識 閣僚と目合わさず

189
0
ПОДЕЛИТЬСЯ

学校法人「加計学園」 の 獣医学部新設計画を巡り、 10日午前、 安倍晋三首相が外遊で不在の まま始まった国会の 閉会中審査。 参考人招致された文部科学省の 前川喜平前事務次官は、 「背景に官邸の 動きがあったと思う」 と述べ、 「加計ありき」 で計画が進んでいったとの 認識を改めて示した。 【遠藤拓、 小林祥晃、 大場弘行】
学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、10日午前、安倍晋三首相が外遊で不在のまま始まった国会の閉会中審査。参考人招致された文部科学省の前川喜平前事務次官は、「背景に官邸の動きがあったと思う」と述べ、「加計ありき」で計画が進んでいったとの認識を改めて示した。【遠藤拓、小林祥晃、大場弘行】
「(岩盤規制に)穴を開けるかどうかでなく、穴を通ってどの主体が規制緩和の恩恵を受けるか。このプロセスに不公平、不透明さがあった」。前川氏はこれまで繰り返してきた「行政がゆがめられた」という発言について、共産党の宮本岳志氏から真意を問われるとこう答え、新設計画の問題点を指摘した。
午前8時半過ぎ、グレーのスーツ姿で国会入り。無数のフラッシュや照明に動じることなく、控室に入った。現役時代には何度も国会審議で発言してきた前川氏。文科省の天下りあっせん問題で引責辞任した直後の今年2月には、衆院予算委員会に参考人招致されている。この日、やや硬い表情ながらも、動揺はみられない。
民進党の福島伸享氏との質疑では、「(国家戦略特区の)担当は内閣府。内閣官房、総理官邸が直接の担当ではない」と述べたうえで、「私が和泉洋人首相補佐官を訪ねて、話をちょうだいしたことがある」と答弁した。言葉を選びながら、不透明なプロセスについて見聞きしたことを説明した。
久しぶりの国会審議とあって、森友学園問題や九州豪雨などへの質問も続いた。午前中、前川氏の発言の機会はそれほど多くはなかったが、質問を受ける度に、菅義偉官房長官、松野博一文科相ら閣僚の前をゆっくりと歩いて答弁席へ。前川氏は前を向いて歩き、閣僚らの方を見ることなく質問に答えた。
松野氏はかつての部下の答弁にじっと聞き入るが、山本幸三・地方創生担当相は資料を手に取るなどして落ち着かない様子がみられた。
【ことば】獣医学部新設の4条件
文部科学省は獣医師の過剰を防ぐため新設・定員増を認めていなかったが、政府は2015年6月、規制改革について閣議決定。(1)既存の獣医師養成でない構想(2)ライフサイエンス(生命科学)などの新たに対応すべき分野で具体的な需要(3)既存の大学・学部では対応困難(4)獣医師の需要動向も考慮--を新設検討の条件とした。

Continue reading...