Домой Japan Japan — in Japanese 「隠れるつもりはなかった」社長が陳謝

「隠れるつもりはなかった」社長が陳謝

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晴れ着の レンタル・ 販売会社「はれの ひ」 (横浜市)と契約した新成人に成人の 日に振り袖が届かなかった問題で、 同社は26日、 横浜地裁から破産開始決定を受けた。 代理人弁護士によると、 負債総額は約6億3500万円、 債権者数は約1600人に上る見込み。 篠崎洋一郎社長(55)は同日、 横浜市内で問題発覚後初めて記者会見し、 「お客様をはじめ取引先に多大なご迷惑、 ご心配をかけたことを深くおわび申し上げます」 と陳謝した。
晴れ着のレンタル・販売会社「はれのひ」(横浜市)と契約した新成人に成人の日に振り袖が届かなかった問題で、同社は26日、横浜地裁から破産開始決定を受けた。代理人弁護士によると、負債総額は約6億3500万円、債権者数は約1600人に上る見込み。篠崎洋一郎社長(55)は同日、横浜市内で問題発覚後初めて記者会見し、「お客様をはじめ取引先に多大なご迷惑、ご心配をかけたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。
篠崎社長は会見で約10秒間頭を下げ、「一生に一度の成人式を台無しにしてしまい、取り返しのつかない事態になった。自分にすべての責任がある」と述べた。創業以来、6店舗まで拡大したが、コスト増で赤字に陥ったとし、商品が不足し始めた昨年4月下旬ごろに経営悪化を意識したと明かした。これまで公の場に姿を現さなかったことを「隠れるつもりはなかったが、世間をお騒がせしたことは申し訳ない」と弁明した。
代理人によると、顧客への負債は4億円近いとみられ、負債総額は今後10億円に達する見通し。債権者約1600人のうち約1300人が顧客とみられるという。同社の店舗では振り袖など1163着の在庫が確認された。破産管財人は、今年の成人式用の着物を購入した顧客には29日以降に返還を始め、来年以降用に購入した顧客にも順次送付するとした。
問題は成人の日の今月8日に発覚。横浜市や東京都八王子市など各地の店舗が休業状態となり、篠崎社長とも連絡が取れなくなった。警察や消費生活センターには、晴れ着の購入・レンタルや着付けなどの契約をした新成人や家族から相談が相次いだ。神奈川県警などが財務状況などの実態解明を進めている。
信用調査会社「帝国データバンク」によると、はれのひは08年、呉服業界などの経営コンサルティングとして創業。11年に法人に改組し、衣装のレンタル、販売を手掛けるようになり、茨城や福岡県などにも店舗を展開した。だが相次ぐ出店で家賃や人件費の固定費が増加するなどし、15年9月からは2期連続で営業赤字を計上。17年に入ると、取引先への支払い遅延も発生した。【村上尊一、土江洋範】

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