Домой Japan Japan — in Japanese 名護市長に自公系新人・渡具知氏が初当選 辺野古移設容認派

名護市長に自公系新人・渡具知氏が初当選 辺野古移設容認派

225
0
ПОДЕЛИТЬСЯ

沖縄県名護市長選が4日、 投開票され、 元名護市議で無所属新人の 渡具知武豊氏(56)=自民、 公明、 維新推薦=が初当選した。 米軍普天間基地(同県宜野湾市)の 名護市辺野古への 移設が争点となり、 反対派の 無所属
沖縄県名護市長選が4日、投開票され、元名護市議で無所属新人の渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=が初当選した。米軍普天間基地(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設が争点となり、反対派の無所属で現職の稲嶺進氏(72)=民進、共産、自由、社民推薦、立憲民主支持=を破った。安倍晋三首相は5日午前、辺野古移設を着実に進める考えを改めて示した。 名護市長選で当選を確実にし、次女(右)から花束を受け取る渡具知武豊氏(4日、沖縄県名護市) 投票率は76.92%で前回2014年を0.21ポイント上回った。名護市は普天間基地の移設先の地元で、選挙結果が注目された。事実上の移設容認派の市長の誕生は8年ぶり。 首相は5日午前、辺野古への移設について「市民の理解をいただきながら、最高裁の判決に従って進めていきたい。県民の気持ちに寄り添いながら、さらなる沖縄の発展に全力で支援していく」と力説した。首相官邸で記者団に語った。 秋に予定する知事選の前哨戦とも位置づけられ、辺野古移設に反対する翁長雄志知事は稲嶺氏を全面支援した。今回の敗北で翁長氏の求心力の低下は避けられない。与党側は今回の勝利を弾みに候補者擁立作業を急ぐ。 選挙戦では、渡具知氏は辺野古移設の是非に直接は触れず、福祉や経済振興などの施策を進めるべきだと主張した。菅義偉官房長官や二階俊博幹事長ら政府・与党幹部が相次いで応援に入った。前回14年は自主投票だった公明党も推薦し、票固めに全力を注いだ。 渡具知氏は5日午前、名護市内で記者団に「基地問題はこれからいろんな展開があると思う。その場、その場で状況に応じて対応したい」と述べた。昨年来、米軍ヘリコプターの不時着などが続いたことに関して「住宅上空を飛ばないよう、解決に向けた政府との協議機関をつくっていく必要がある」と指摘した。 1996年に日米両政府が普天間返還で合意して以降、名護市長選は6回目。今回は17年4月に政府が辺野古の護岸工事に着手して以降、初めての市長選となった。 普天間移設をめぐっては、09年に「最低でも県外移設」と訴えた民主党の鳩山由紀夫代表が首相に就任した。鳩山政権が模索した鹿児島県徳之島への移転などの代替案は全て頓挫したが、沖縄では県外移設への期待が高まった。 14年の知事選は移設反対派の翁長氏が、辺野古の埋め立てを承認した仲井真弘多氏を破って当選した。翁長氏が承認を取り消すと、国と県による異例の法廷闘争となった。16年12月に翁長知事の対応が違法との司法判断が確定している。 自民党の塩谷立選挙対策委員長は4日夜、記者団に「基地への対応と地元の経済、教育、福祉を両立させようという訴えが市民に理解された」と強調した。公明党の斉藤鉄夫選対委員長は「分断の名護から協力しあう名護に変えてくれるとの市民の期待が最大の要因だ」と訴えた。 民進党の篠原孝選対委員長は談話で「結果を厳粛に受け止めるとともに今後の糧とする」と表明した。立憲民主党の福山哲郎幹事長は辺野古移設について「名護市民や沖縄県民の多くが反対の意思を表明し、その方針が決して理解が得られていないことも明白である」との談話を発表した。

Continue reading...