【カラカス時事】 南米ベネズエラで20日、 大統領選挙が実施され、 独裁色を強めて欧米諸国から非難されている反米左派の ニコラス・ マドゥロ大統領(55)がエンリ・ ファルコン前ララ州知事ら3候補を破り再選を決めた。 選管発表によると、 開票率9割超の 段階で、 マドゥロ氏の 得票率は68%、 2位ファルコン氏は21%だった。 就任は来年1月10日の 見込みで、 任期は6年間。 マドゥロ氏は「われわれは記録を樹立した。 かつて対立候補に47ポイントの 差をつけた候補者はいなかった」 と圧勝を宣言。 一方で、 野党に対して和解の ための
【カラカス時事】南米ベネズエラで20日、大統領選挙が実施され、独裁色を強めて欧米諸国から非難されている反米左派のニコラス・マドゥロ大統領(55)がエンリ・ファルコン前ララ州知事ら3候補を破り再選を決めた。選管発表によると、開票率9割超の段階で、マドゥロ氏の得票率は68%、2位ファルコン氏は21%だった。就任は来年1月10日の見込みで、任期は6年間。 マドゥロ氏は「われわれは記録を樹立した。かつて対立候補に47ポイントの差をつけた候補者はいなかった」と圧勝を宣言。一方で、野党に対して和解のための対話を呼び掛けた。ファルコン氏は不正があったとして結果の受け入れを拒んだ。 マドゥロ氏の弾圧を受けている野党連合「民主統一会議(MUD)」は選挙をボイコット。主要な野党支持者は棄権したため、投票率は前回大統領選から32ポイント減の46%にとどまった。マドゥロ政権は再選の正統性を示すため、投票率アップを画策したが失敗に終わった。(2018/05/21-15:49)