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イスラエル首相、サウジを擁護「安定が重要」 記者殺害

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サウジアラビア人記者の ジャマル・ カショギ氏がトルコ・ イスタンブールの サウジ総領事館で殺害された事件で、 イスラエルの ネタニヤフ首相は2日、 訪問先の ブルガリアで「恐ろしい事件で正しく処理されるべきだが、 …
サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された事件で、イスラエルのネタニヤフ首相は2日、訪問先のブルガリアで「恐ろしい事件で正しく処理されるべきだが、中東と世界の安定のためにサウジの安定が極めて重要だ。イランの方がより大きな問題だ」と述べ、サウジを擁護する姿勢を示した。
イスラエルはエジプトとヨルダンを除き、アラブ諸国と国交を持たないが、近年、イランを共通の脅威とみなすサウジなどアラブ諸国と水面下で連携し、関係改善の動きを強めている。ネタニヤフ氏は10月、オマーンを首相として22年ぶりに訪問し、国王と会談した。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は1日、ネタニヤフ氏とエジプトのシーシ大統領がトランプ政権に対し、カショギ氏殺害に関与したとの疑惑があるサウジのムハンマド皇太子への支持を表明するよう求めた、と伝えた。トランプ米政権も事件に関わったサウジ当局者らの米国への入国禁止を発表したが、サウジ政府を擁護する姿勢が目立っている。(エルサレム=渡辺丘)

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