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米、解放の学生死亡で猛反発=北朝鮮との対話、一層困難に

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【ワシントン時事】 北朝鮮から昏睡(こんすい)状態で解放された米大学生オットー・ ワームビア氏(22)が19日に死亡し、 米国内では反発が噴出している。 トランプ大統領は「北朝鮮の 残忍な行為」 を非難し、 共和党の マケイン上院議員も「金正恩体制に殺された」 と断じた。 トラ
【ワシントン時事】北朝鮮から昏睡(こんすい)状態で解放された米大学生オットー・ワームビア氏(22)が19日に死亡し、米国内では反発が噴出している。トランプ大統領は「北朝鮮の残忍な行為」を非難し、共和党のマケイン上院議員も「金正恩体制に殺された」と断じた。トランプ政権は北朝鮮の核・ミサイル開発放棄に向け、圧力強化と同時に交渉の可能性も模索してきたが、対話は一層困難になりそうだ。
昏睡で解放の米大学生死亡=北朝鮮で1年半拘束-「残忍な行為」と非難・トランプ氏
ユン北朝鮮担当特別代表が今月、トランプ政権の高官として初めて訪朝し、13日のワームビア氏帰国を実現した。ユン氏は5月以降、オスロやニューヨークでも北朝鮮当局者と接触しており、本格的な米朝対話につながるとの見方もあった。だが、ワームビア氏が昏睡状態のまま拘束されていたと判明し、さらに帰国後間もなく死亡したことで、こうした観測は一気にしぼんだ。 こうした中、トランプ政権は、北朝鮮への圧力をさらに強めていく方針だ。21日にワシントンで開催する米中の閣僚級による外交・安全保障対話では、北朝鮮と取引のある中国企業に対する米国独自制裁の発動も警告し、中国に北朝鮮への影響力行使を迫るとみられている。 また米紙ワシントン・ポストは、ワームビア氏の死亡を受け、議会や政権内で米国人の北朝鮮渡航制限や禁止を求める動きが広がると指摘した。ティラーソン国務長官は14日、下院外交委員会の公聴会で渡航制限を検討中だと明らかにしている。 ただ、米国は北朝鮮で今も拘束されている3人の米国人の解放を要求しており、ティラーソン氏は13日、「国務省は北朝鮮と協議を続けていく」と強調した。今後も何らかの接触を続ける可能性はある。(2017/06/20-15: 04) 関連ニュース
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