冬季アジア札幌大会が１９日開幕した。 この 日スノーボード女子大回転で大会第１号の 金メダルを獲得した家根谷依里（大林組）らが最前列を歩いた。 ２回目を滑り終え、 電光掲示板で１位を確認した家根谷は両手を突き上げた。 今大会最初の 決勝種目で金メダルに輝き「目立つの でうれしい。 他の 日本選手も続いてほしい」 と充実の 表情を浮かべた。
冬季アジア札幌大会が１９日開幕した。この日スノーボード女子大回転で大会第１号の金メダルを獲得した家根谷依里（大林組）らが最前列を歩いた。
２回目を滑り終え、電光掲示板で１位を確認した家根谷は両手を突き上げた。今大会最初の決勝種目で金メダルに輝き「目立つのでうれしい。他の日本選手も続いてほしい」と充実の表情を浮かべた。
急斜面で左右の振り幅が大きい設定だった１回目はターンが膨らむミスがあったが、２位に０秒２８差の首位に立つ。２回目はミスなく滑り、合計タイムで２位に２秒以上の大差をつけて圧勝した。
２００６年トリノ、１０年バンクーバーの両五輪に出場したが１４年ソチ五輪は逃し、次の平昌を考えられない時期もあった。しかし２年前から後藤夏樹コーチに師事したことが転機に。これまで固定していた上半身を逆に「使え」と言われ、当初は疑念も抱いたものの、技術が向上。「目からうろこだった」と成長を続ける。昨年３月に左膝半月板などを損傷したが苦難を乗り越えた。
今大会に出ていないソチ五輪銀メダルの竹内智香（広島ガス）に次ぐ３２歳の実力者は、「これを弾みにしたい」と自身３度目の五輪出場に狙いを定めた。【江連能弘】
