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マツダ社員寮強盗殺人 元社員の男に無期懲役判決 広島地裁

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自動車メーカー「マツダ」 の 広島市の 社員寮で、 同僚の 19歳の 男性を殺害し現金を奪ったとして、 強盗殺人の 罪に問われた元社員の 男に、 広島地方裁判所…
自動車メーカー「マツダ」の広島市の社員寮で、同僚の19歳の男性を殺害し現金を奪ったとして、強盗殺人の罪に問われた元社員の男に、広島地方裁判所は「若くして将来を絶たれた被害者の無念さは計り知れず、身勝手な犯行に酌量の余地はない」などとして無期懲役の判決を言い渡しました。 「マツダ」の元社員、上川傑被告(21)は去年9月、広島市南区にある社員寮の非常階段で、同じ寮に住む菅野恭平さん(19)の頭を消火器で殴るなどして殺害し、現金およそ120万円を奪ったとして強盗殺人の罪に問われました。 裁判で、検察が無期懲役を求刑したのに対し、弁護側は「突発的な犯行で殺意はなく現金を奪うつもりもなかった」などとして、傷害致死と窃盗の罪にとどまると主張しました。 6日の判決で、広島地方裁判所の丹羽芳徳裁判長は「被害者の傷の状況などから殺意があったと認められる。また事件当日、被告が何らかの話を持ちかけ、被害者が現金を引き出したと考えられ、暴行する時点で現金を奪う意図はあった」などと指摘しました。そのうえで「若くして将来を絶たれた被害者の無念さは計り知れず、身勝手な犯行に酌量の余地はない。不自然な弁解を繰り返すなど罪に向き合っているとは言えない」などとして、無期懲役を言い渡しました。

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