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共同通信社元編集主幹の原寿雄さん死去 92歳

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ジャーナリストの 在り方を問う数多くの 著書を残し、 共同通信社で編集主幹を務めた原寿雄さんが、 胸部大動脈りゅう破裂の ため亡くなりました。 92歳で…
ジャーナリストの在り方を問う数多くの著書を残し、共同通信社で編集主幹を務めた原寿雄さんが、胸部大動脈りゅう破裂のため亡くなりました。92歳でした。 原さんは、昭和27年大分県で駐在所が爆破されたいわゆる「菅生事件」について、共同通信社の取材班の1人として、共産党関係者の犯行のように見せかけた警察官を捜し出して報じたほか、社会部で次長を務めていた昭和40年代には、小和田次郎というペンネームで、マスメディアを取り巻く状況を記録した「デスク日記」を発表しました。 共同通信社の編集主幹を退いたあともマスメディアに対する政府の規制に警鐘を鳴らすとともに、長年の現場での取材の経験からジャーナリストの在り方を問う「ジャーナリズムの思想」など数多くの著書を残しました。 またNHKや民放でつくる「放送と青少年に関する委員会」の委員長として、放送番組が青少年に与える影響について、視聴者から寄せられた意見を番組作りに反映させるための議論に加わりました。 共同通信社によりますと、原さんは先月30日胸部大動脈りゅう破裂のため神奈川県藤沢市内の病院で亡くなったということです。

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