タイ当局は8日夜、 北部チェンライ県の タムルアン洞窟に閉じ込められている地元サッカーチームの 少年ら13人の うち4人を救出したと発表した。 約2週間ぶりに洞窟の 外に出
【チェンライ(タイ北部)=小野由香子】タイ当局は8日夜、北部チェンライ県のタムルアン洞窟に閉じ込められている地元サッカーチームの少年ら13人のうち4人を救出したと発表した。約2週間ぶりに洞窟の外に出た少年らは搬送された同県内の病院に入院した。当局は残る9人の救出活動を9日朝にも再開する。
タイ北部のタムルアン洞窟から救出された少年が搬送された病院(8日夜、チェンライ)=小高顕撮影
8日夜に会見したチェンライ県のナロンサック・オサタナコーン知事によると、救出は同日午前10時(日本時間正午)に始まり、午後5時40分に1人目が洞窟の外に出た。午後7時50分までに4人を救出。当初、1人目の脱出は午後9時になる予定だったが「救出活動が円滑に進み想定より早かった」という。
救出された4人の名前は公表されていない。洞窟内には8人の少年とサッカーチームのコーチ1人が残っている。知事は全員救出までどのくらい時間がかかるかは示さなかったが「なるべく早く救出したい」とした。
少年らは洞窟内に16日間にわたり閉じ込められていた。少年らがいた場所から入り口までは数キロあり、豪雨による水位上昇で一部の経路は水没していた。救出された少年らは潜水士90人超に付き添われ、一部経路を潜水して外へ向かった。救助にはタイ海軍ら現地関係者のほか、米英や中国が派遣した外国人潜水士50人も参加した。
米国のトランプ大統領は4人の救出後に自身のツイッターに「米国は全員救出に向けてタイ政府と緊密に連携をとっている。とても勇敢で優秀な人たちだ」と投稿した。現地で救助活動を支援する関係者も歓喜した。地元自治体職員のラッタヤ・タナンチャイさん(53)は「子を持つ母として少年らが生きて救出されたのはうれしい」と笑顔で話した。
少年らが洞窟に入ったのは6月23日。豪雨で入り口に戻る経路が水没したため、中に閉じ込められた。9日後の7月2日に救出に当たっていた英国人潜水士が13人を発見し生存を確認。その後、救助チームは少年らに潜水技術を教えるなどして救出に備えていた。
6日には救助に関わっていた元タイ海軍特殊部隊の男性潜水士が1人死亡。洞窟内に酸素ボンベを運んでいる途中に意識を失った。酸欠になったとみられる。

Continue reading...