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日経平均は3日ぶり急反発、華為CFO保釈や米中通商協議の懸念後退で一時480円超高

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[東京 12日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに急反発した。 取引開始前にカナダの 裁判所が中国通信機器大手、 華為技術(ファーウェイ)の 最高財務責任者(CFO)の 保釈を許可したと伝わり
[東京 12日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに急反発した。取引開始前にカナダの裁判所が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の最高財務責任者(CFO)の保釈を許可したと伝わり、米中通商協議の先行き懸念が後退。トランプ米大統領の対中協議に関する前向きなコメントも明らかになり、先物にショートカバーが入った。上げ幅は一時480円を超えた。
騰落率は日経平均が前日比2.15%高、TOPIXが同1.99%高だった。東証33業種は全て値上がりし、精密機器、電気・ガス、証券が上昇率上位に入った。景気敏感株を買い戻す流れとなったほか、内需・ディフェンシブ株も堅調だった。
日経平均はショートカバーが一巡した後はもみあう場面があったが、大引けにかけてはじり高の展開となり、2万1600円台に乗せた。 TOPIXは1600ポイント台を3営業日ぶりに回復した。
市場では「米中問題は長期化が見込まれるが、かなり悪いシナリオまで織り込んできた印象もある。値ごろ感のある株が現れ『ジャブ』的な買いも入っているが、今後も持続的に買いが入るマーケットになるかどうか疑問を持つ投資家も多い」(アイザワ証券・投資顧問室ファンドマネージャーの三井郁男氏)との声が出ている。
個別銘柄ではUACJ が急伸。同社は11日、自動車用アルミニウム材料を手掛ける米合弁事業を解消すると発表した。グループとして十分な運営管理が出来ないと判断した。格付投資情報センター(R&I)は同日、課題事業の1つで解決策が見えてきたことは信用力に一定のプラス効果があると評価。市場では合弁解消を好感した買いが入った。
半面、LIXILグループ は大幅安。大和証券が11日付リポートで同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げた。子会社の売却予定が白紙となったことなどを受け、大和証は業績予想を見直した。
きょう東証1部に新規上場したアルテリア・ネットワークス は公開価格1250円を4.8%下回る初値1190円を形成。終値は1200円だった。
東証1部の騰落数は、値上がり1867銘柄に対し、値下がりが213銘柄、変わらずが43銘柄だった。
日経平均
終値 21602.

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